復元技術のPlan Z 秋田杉を原状回復します!木はまだ生きている

2011-09-10

皆様こんにちは、Plan Z代表の門谷です。久しぶりの補修・塗装営業部ニュースの更新です!さて今回は巨木、秋田杉に挑みます。ここはとある美術館。エントランスにある巨木は直径70センチの秋田杉です。

この様に秋田杉だけでエントランスの大黒柱を組むのは最近では珍しいケースではないでしょうか・・・。すごいです。

さて問題は背割れです。巨木は乾燥すると背割れを起こします。このようなクラックの大きなもの。

この白く見えるものはなんでしょうか?実はこの巨木は一回塗装されているのです。なぜでしょう・・・。実は背割れが起きた際に鈑金の方がバックアップを施し、そこにシールを打って押さえ、エポキシパテを盛って研磨し、ウレタン塗装を掛けていたのです。この肌を見るとそれが分かります。

館長はこのウレタン塗装されたのっぺりした肌を気にされていたようです。やはり自然界から持ち込まれた物は自然であってほしいという思いだと勝手に感じ取とりました。クラックは深さ300㎜、口は60㎜以上開いています。どのように補修しましょうか。
今回の補修方法をご紹介します。
①4000㎜で秋田杉を用意します。(無垢材)
②三角錐の柱に削ります
③調整しながらたたき込みます
④電気カンナなどで面出しします
⑤肌合わせでサンディングします
⑥自然塗料の塗布(木の呼吸を取り戻す事が出来ます)

現在この工事は進捗中です。ここから先はまたご報告いたします。

Copyright(c) 2011 株式会社Plan Z 東京都江戸川区篠崎町7-3-8 All Rights Reserved.