技術紹介
仕上げ技術
鏡面仕上げ
ピアノのような仕上げで高級品に多く使われる仕様です。
ウレタン塗装からの磨きにより、このように水を張ったような仕上げが可能となります。
写真はウレタン鏡面仕上げホワイト下地+クリヤコーティング 3回塗りからのバフ掛け。
全艶仕上げ
全艶塗料の吹きっぱなし仕上げです。上にあります鏡面仕上げの下のグレードにあたります。
塗装面は鏡面ほどの平滑感がありません。カレンダーはよく写りこんでいますが、天井の蛍光灯はボケてみえています。
分消し仕上げ
基本的には3分消し、5分消し、7分消しと艶の調整を行った仕上げの方法となりますが、下地によって艶も変化します。
その為、サンプルなどと合わせる場合は塗料の微調整によって艶感を変化させます。
また、艶消し130%や150%などといった特殊な仕上げの注文もあります。(超消し、マットとも呼ばれます)
色付け
下地に色を入れ、その上からクリヤーを施す仕様の場合の塗装方法になります。
生地の色が様々ある為、ステインの調色が非常に難しい塗装になります。
また、ステインの状態で合っていてもクリヤーの塗布でまた変化します。
クリヤーの乗った状態で合わせる塗装です。
使用塗料
2液型木工アクリルウレタン塗料 | 自動車板金などにも使用する硬度のある塗料 |
---|---|
1液型ウレタン塗料 | 溶剤に弱いが、コストパフォーマンスがある |
ラッカー塗料 | しっとりとした感触、強度は無い |
水性塗料 | 環境に優しい塗料 |
ステイン | 色を付けるための塗料 |
マルチ塗装機
エアレス塗装の決定版。マルチユニット。塗料の付着率を最大限に上げる事で塗料の使用料を押さえ、スピードは通常のスプレーの3倍以上。これが無い工場は効率が上がりません。
塗装技術の研究
メーカー様の技術研修で塗装方法の真髄に迫ります。このように研修会・勉強会を開催する事で最新の塗装技術を取り入れ、最終仕上げにこだわった技術を学びます。